地区の総会に行ってきた。
年度末なので会計報告やいろんな小さな決め事などをする会だ。
開始は夕方6時。
でも準備も少しあるようなので、30分ほど早めに地区の公民館へ行くことにした。
到着すると、公民館の台所では女性陣が湯のみ茶碗の準備をしたり、漬物を並べたりしていた。
私も、お茶をついで歩いたり、並べたりと手伝った。
そうこうしているうちにみんな集合する。基本的にこういった準備は自治会長と女性陣が行う。他の男性陣は後からゆっくりくるという流れだ。
席はコの字で、上席は自治会長、そこを中心に年齢順に男性が並びその後女性が年齢順に並ぶ。もちろん私は末席だ。
席にはビールとお弁当が並んでいる。
会計報告など終了するとその他としていろんな話がある。
意見交換が行われるのだが、この田舎はみんな複雑な気持ちで住んでいるのだとおもった。
平均年齢75歳。ほとんどの人が80歳越え。
後継者はいない、子ども達も出て行っている。
もう帰ってこない。
そうなると、もう絶望しかないのだなと思う。
どの意見ももう諦めが入り、自分たちで終わっていくのを待つだけという寂しさ。
そういった感情が入り混ざってる意見交換。
とてもさみしかったな。
でも、私ができるのは、今、住んでいる場所をしっかり管理すること。
だと思う。
ここで地域がどうのとか変えなきゃとか、活性化とか口が裂けても言えない。
みんなわかってるしそうしたいと思うけど、もう諦めてる。
やりたいけど諦めてる。
複雑な心境だと思う。
私がここでやること。それを一生懸命やりたいと思う。
総会は話し合い、食べ飲み含めて1時間で終了した。
お弁当は隣のおばちゃんや、ご近所さんが食べれないからと余ったおかずをたくさんくれた。
ビールも。
ありがたい。
そうやって気を使ってくれることに感謝だ。
いつかなくなるときがくるから。