刈小野で小屋を建てている時間とビル街を歩いている時間。

どちらも同じ時間なんだけど、全く違う。

 

その日は雨の刈小野だった。朝5時に突然思い立って福岡に行こうと家をでる。
思い立ったが吉日。
とりあえず大分市内へ向かい、特急列車ソニックに乗り込む。
ソニックは、出張のサラリーマンや、移動する人で満員状態だ。
私もその一部になる。
指定席が取れたので自分の席を探し座る。
今は全席禁煙席になったのでタバコくさくもないし、快適。足元には指定席だけ??コンセントが設置されている。
列車が出発した。

あたりまえだけど刈小野とは全く違う風景が通り過ぎる。

日頃山の中にいるから海を観れて嬉しかった。

 

2時間ちょっとで博多に到着した。
久しぶりの博多だったけど、人は思ったより多くなくて逆に驚いた。
ただ、新幹線が運休とやらで、緑の窓口は人がごった返していたけども。
山でイノシシや畑で仕事している自分を忘れてしまいそうな感じ。

とりあえず歩いて天神方面へ向かった。
いろんな人が面白い。たくさんの人がいる・・・当たり前だけども・・・ほんとに・・・普段こんなに人見ないから。
自分を知らない人がたくさんいる!田舎だど歩けば知り合いばかりだから。歩いても知り合いはいない。素晴らしい。
特にどこへいきたいとか全くなかったので、ぶらぶらしてお昼ご飯を食べるところを探しながら歩く。

私が昔とかわったなぁ、と思ったのが、ショッピングセンターにいってもいまいち購買欲求がないということ。
服が欲しいだのカバンが欲しいだの全くない。
天神を歩いても店には入らずただ歩くだけ。でもそれがとても楽しかった。
たまにアパレルのお店に入って服をみていると、若い店員さんに話しかけられて少し会話して。今年の春の新作のことなど、ブランドの流行状況を聞く。去年からずっと人気だという服もあった。
刈小野では、80歳を超えた隣のおばちゃんから近所の人がトイレをリフォームするという最新情報が流れてきたりするが、天神ではそんな最新情報は流れてこのない。蜂に刺されたというちょっと古い情報も聞くことはない。
一人で気の向くままに移動できるのは楽しいんだって思う。一人で遠出したのは10年ぶり??くらいかなぁ。
天神を一回り、地下街も一回りしたところで、そろそろ天神が飽きてきたので、移動する。

突然、糸島にいきたくなって切符を買う。
糸島は天神から電車で30分程度の場所らしい。
よく移住案内とかで糸島が人気と出ているのでなんで人気なのか気になって行ってみようと思った。

筑前前原行きの地下鉄に乗り、揺られて30分後、糸島市に到着した。

 

さて、どうしよう。
帰りの電車の時間もあるので、2時間くらいしか滞在できない。
とりあえず、観光協会が駅の近くにあったので、自転車をレンタルして街を散策したら?と勧められたので、そうすることにした。

借りた自転車↑

一応電動自転車。
ざっくり、観光協会のひとに場所を説明されて、地図を渡されてとりあえず海を目指してみた。
この日は強風。
向かい風がすごくて進むのが大変・・・。
1時間くらいで行って帰って来れると言われた場所はかなり遠くて、多分1時間で戻れないだろうと、雨も少し降ってきたし途中で断念した。
本当にざっくりした説明しか聞いてないから、道に迷いながら、風に煽られながらやっと駅に到着した。

でも糸島が人気あるのはわかった。

都市部や空港へのアクセスがとてもいい、海も山もあるし、生活には困らない店もあるし、ちょっと車で走れば田んぼや田舎の風景が広がる。自転車だからそんな遠くまでは行けなかったけど、確かに人気なのがわかる。

でも私にはごちゃごちゃしていて、あまり好きではないかな。確かに交通アクセスは魅力だけども。
今は私は住みたくないかなぁ。

そうこうしているうちに帰りの電車の時間だ。
急いで飛び乗った・・・と言いたいのだが、私が乗ろうとしたら発車時間じゃないのに目の前で扉が閉まる・・・あれ??と思っていると、駅員さんの放送で青いボタンを押すと開きますとアナウンスしてくれたので青いボタンを押したらドアが開いたので驚いた。なんか最近の電車は、冷暖房が外ににげないように、車体にボタンが付いていてそれを押すと自分で開閉できるという車両があるみたい。
たまに山から降りないと知らないことばかりだな・・・・。恥ずかしや・・・。
そうそう、往復で切符を買うときSUGOCAを買った。
実はICカードを持っていなかったので・・・竹田市では必要なくて。買ったほうがお得だったので買った。
うん。便利。
使って実感。どんだけ時代遅れなんだと言われそうだけども、車生活なので本当に必要なくて。こっちで使う電子マネーといえばLINEPayくらいだ。

帰りは天神で降りずに博多まで乗った。
博多で下車して地下街とか構内をうろうろして、電車で食べようとご飯を買ってホームに向かった。
ホームはちょうど帰宅ラッシュらしく、たくさんの人がいて、電車も満員。
すごいなぁ。毎日満員電車なんだろう。本当に刈小野とは無縁だ・・・。

帰りの特急列車が到着したので乗り込んだ。

 

 

私が刈小野で小屋を建てている時間とか、夕飯を食べている時間にはこういう時間もあるんだと改めて思った。
でも、どちらもずっと続いているとかないし、もしかして、ほんとにもしかしてまた、都市部で暮らすこともあるかもしれないし、まぁ、先のことはよくわからないけども。
重い腰をあげて移動した甲斐はあったかなぁ。と思う。
思いったっていける自信がなんとなくなかったけど、やっぱり思った時になんでもすぐ行動したほうがいいなぁ。
案外動けるんだなぁ。
こういう気持ちは大事にしよう。

 

そしてまた、次も思い立ったら足踏みせずやってみる。うん。そうしよう。

 

同じ時間だけど、全く違う。面白い。

 

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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