初めて”狩り”に行った話。〜猟師への道シリーズ16〜

※初体験ばかりで写真をとる暇などなかったので写真なしの記事となっています。

 

先週日曜日、師匠に誘われて初めての”巻き狩り”にいく。
初体験ばかりでてんやわんや。何が今から行われるのか全くわからずな状態で参加。

まず朝8時ごろ集合。
集合場所は師匠の事務所??兼加工所。

そこへ集合すると続々とハンティング仲間が集まってきた。
今日のメンバーは私を入れて4人。

残りの3名は全員ベテラン猟師だ。
今日行く場所を軽くミーティング。だが、全く訳がわからないのでとりあえず話を聞き、打ち合わせをした後

午前9時。事務所を出発する。
今日は車で10分ほどいった山に入るという。そこがダメならポイントを変えてまたいくとのこと。
山に着くと下見が始まる。
昨日の夜歩いた足跡を探すのだ。いたるところに獣道が走っているのでそこをじっくりゆっくり歩きながら観察する。これはいつ歩いた足跡なのか。
性別や、体重、どの方向に歩いているかまで全て判断し場所を決めていく。
山全体を手分けして歩き、足跡をみていく。
大体の動きがわかると次に持ち場を決める。
4人がバラバラに配置される。私は全くわからないのでとりあえず言われた所に座る。
師匠たちは細かく無線で連絡しあいイノシシの場所を探っていく。
と、同時に犬も放たれる。今回は2匹。
犬は山に消えていった。
飼い主のベテラン猟師さんが犬の後をおう。

犬が鳴いたら銃をかまえろ。

私が持ち場に着く前に言われた言葉。とりあえずじっと座り犬が鳴くのをまつ。
銃には弾を込めていつでも狙える状態にしておく。

寒いひだったけど、寒いのを忘れるくらいドキドキした。
心臓の音が聞こえる。
銃を打つのもまだほぼ初心者だし、ましてや走ってくるイノシシを撃つなんて私にできるんだろうか・・・。不安もよぎった。

山に入る前にベテラン猟師から、民家の方向や、道路に絶対に銃口を向けてはいけないこと。
持ち場で待つ間、どこまでなら銃口を向けていいのかその範囲をしっかり確認しておくこと。
獲物は逃がしてもいいので危ないと思ったら絶対に発砲しないこと。
仕留めてやるとテンションをあげていると誤射の確率も上がり危険なので、冷静に周りを見ること。

以上のことを注意されていたので、いつもその4つを頭に浮かべながら待機した。
と、その時私の持ち場の5、6メートル先を灰色の小さな物体が横切って山に消えていった。
私はたぬきかなんかと思ったのだが、もしかしたら瓜坊かもしれないのでちゃんとその旨を報告するようにと教えられた。それからもひたすら座って待っていたが、犬も鳴かないし、イノシシもいいないということでポイント移動となった。

次のポイントは田んぼが広がる谷だった。
山というより民家から離れた畑の中という感じの所だ。
そこの獣道をみはる。待機する。
基本的にイノシシは獣道からしか逃げて来ないのでそこで待機して撃つタイミングを待つという。
ここもひたすら待つが、猫が1匹通っただけでイノシシはこないし、犬も鳴かなかった。
ちなみに、ノイヌ、ノネコは狩猟動物なので撃つことができる。

さらに次のポイントへ移動する。その山の真裏へ移動だ。
獣道を見つけそこで待機する。
その間、師匠から銃の構え方を習う。銃口の位置が定まらない時は木の枝の間に銃を添えて打てばぶれないとか、いろいろ教えてもらった。

と、その時向こうから、

 

バン!

と大きな音がなった。師匠の無線にイノシシを仕留めたとの声が入る。

そしてまた

バン!

2発目の音がなる。さっきの弾がお尻にあたり、致命傷に至らなかったため、もう一発撃ったらしい。
私と師匠はその音を聞いて持ち場をはなれ、イノシシを撃った現場へと向かう。
通ったことも内容な道をひたすら進み山から降ろされたイノシシを見た。

60キロくらいあるだろうか。まるまる太ったオスのイノシシだった。

加工所に戻り、早速午後からイノシシをさばく。
仕留めたベテラン猟師は興奮気味だ。

結局さばきも入れて終了したのは夕方5時。
いつもは夜遅くなるけど今日は早く上がった方らしい。

 

正直、何もかも初めてでよくわからない一日だったが、私はあまり巻き狩りは向いていないとおもった。
そこまでワクワクドキドキという感情はなかったから、多分まだ面白さを知らないということもあるだろうけれど、そこまで山からイノシシを見つけて撃ってやろうという気が起きなかったからだ。
たぶん今からなのだろうが、正直まだまだその域には達していないのかな。

ただ、人生35年で初めてこんな経験ができてそれは興奮できたのでよかったかな。

ちなみに今回ゲットしたイノシシはオスだったけどかなり脂がのっていて本当に美味しいイノシシだった。
もし自分でゲットできていたらワクワク興奮が止まらないのかも。

実はこの日の前日、忘年会で帰りが午前2時であまり寝ていなかったのでかなり疲れた・・・。
だからテンションも上がらなかったのかな・・・次は体調万全でのぞみたい。

 

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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