私の住んでいる地区はすごい獣害で、昼間でも人間の横を通るイノシシたち。

11月になり猟期にはいった。

私は新米猟師なので11月から正式に罠をかけられる。銃はまだ所持許可がおりていないため撃つことはできない。
今日は罠を仕掛けにいった。
前々から近所のひとに罠をかけてほしいと言われていたので早速行く。

すると毎日夕方に人の目の前で暴れまわるイノシシが多数いるということだ。
その辺は誰も捕まえるひとがおらず、イノシシも悠々と歩いているそうだ。
罠もかけないし、銃も撃つこともないのでイノシシも油断しているのだろう。
いたるところに”ウジ”がたくさんあった。ウジとはこの辺の方言で獣道という意味だ。
イノシシの出没場所に案内してもらう。
田んぼの周りはウジだらけ。
獣道というか、毎日出すぎて草をなぎ倒しているのでもう普通の道ができている。
横幅が1mあったという田んぼの畔は半分ほどの幅に崩されていたり、田んぼの法面はイノシシが上り下りするため崩れていたり、水路はイノシシが通るため浅くなり、水を入れると田んぼと同じ高さになるという。
なんともすごい被害だ。人も少なく高齢化しているため被害は深刻だ。

早速田んぼの畔から少し下にくだり、山に入る。するとウジがたくさんある。
もうどこもかしこもウジだらけ。
とりあえずそこにあったウジ2箇所に罠をかける。
ポイントを変えてもう一つかけた。

 

 

綺麗なウジがたくさんあり、こんなにウジを見たのは初めてだったのでかなり興奮した。
ポイントをたくさん見つけたので毎日罠をかけ放題だ。
どうやら、イノシシ、鹿、猿までいるらしい。

人がいなくなる、過疎化、消滅集落は高齢化によりほんとに深刻な問題だとおもう。
猟師も住民も高齢化。耕作地が山に戻り、そこに動物が戻ってきているだけなのだが、あんまりにも近すぎる。
どうしたらいいのか。いつも考える。
今はこういう形で罠をかけて数を減らしたり、人間の陣地だから来ないでということアピールしたりという方法だが、いつかは前のように山と里山と人との距離が保てるそういう山になるといいな。
でも人がいなくなる方が早いのかな。人がいなくなればそこは動物の楽園になる。
近いうちに人よりも動物が増えて元の山に戻っていく。
人が死んでも自然はずっとそのまま生きていく。
そう思うと自分のやっていることはなんなのか、この山からしたら私の人生なんてほんの小さなものなんだろうな。

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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