父の味覚で老化を感じる。

お盆に実家に帰った時、冷凍庫から出てきたものはアイスまんじゅう。

昔から父は甘いものが大好きだったけど、そんな甘ったるいものをいつも食べてはいなかった。
孫にあげたい一心でアイスまんじゅうを買ったのだろうが、当の孫たちもアイスまんじゅうはきらいと食べなかった。
私も、母も食べたのだが甘すぎて食べられず、父にもう買ってこない方がいいよ、と二人で言った。

 

他にも冷凍庫にはいつもアイスクリームが常備されていたり、たくさんのバターやマーガリンも冷蔵庫にあるし、パンも大量に買っていたり、謎の健康食品も常備されている。健康食品は、祖母と父が食べているらしい。
こういうものは昔から好きだった父だが、最近さらにその量が増えているように思う。たまに実家に帰ると大量のお菓子、ジュースが溢れている。

先日ネットでたまに実家に帰って料理を食べて味が変わっていないかチェックし、老化現象を見た方がいいと書いていた記事があったが、本当にその通りで、父は料理は作らないけれども身の回りの食べ物が明らかに甘く、変わってきている。

他にもすぐキレるようになったり、家族のことに口を出すことがすごく多くなったり、変な想像を働かせて脳内妄想を繰り広げたり、歳をとるにつれどんどんひどくなっていっている。
母はほとんどそういうところは見られないのだが父は顕著に現れている。

趣味もなく、新しいコミュニティに入ろうともせず、家族としか拘ることもなく、外に出るといえば昔からあるコミュ二ティでしか動くこともせず、居心地のいい場所にい続ける父。
私から見るとその居心地のいい場所というのは実は本当はあまり居心地がよくないのではないかとも思う。
だから家族にキレたり、食の好みが極端になったり、変わっていないようで実はすごく変わっていく。
団塊の世代で仕事ばかりしてきて、仕事を続けてきたこともすごいと思うし、それで家族を養ってきてくれてきたことも事実だが、こうやって歳をとるにつれ顔が更けていき、明るさも、充実感も満ち溢れた顔をしていない。生きているけど死人のような顔をしている父を私はあまり見たくない。
二言目には毒を吐き、せっかく歩み寄ろうとする人々を遠ざけ、でも、外面はいいから他人には”いい人ね”と言われる。
それってどうなんだろう。
そうい仕事ばかりしてきた団塊の世代に疑問を感じる。そりゃ、今はお金も時間もたくさんあっていいだろう。
でもそれで本当に心は満たされているのかな???
身近な父を見て私が思うことは、どういう歳のとり方をしていくか。

私は今、百姓をしている。でもいつまでもできるのかはわからないし、この空き家にもいつまで住めるかもわからない。
いわゆる、会社勤めもしていない。
父とは全く違う生き方だ。
父から言わせれば不安定な生き方なのだろう。
だがこれを突き進んで生きたいとおもうし、紆余曲折あっても楽しいし。

まだ答えば出せないけど、このまま同じようなことはしたくない、それはあるからこれからも新しいことにたくさんチャレンジしていきたいな。

 

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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