朝2時半出勤!!!加工所へ初出勤する話。

さて今日は田舎の加工所へ初出勤したはなし。
ここにはずっと誘われててなかなか行けずやっと今日、出勤することにしていました。
なんでも最初はドキドキする〜。緊張の中仕事してきました。

朝2時に起きる

とにかく早い。朝というかまだ夜??の午前2時起床。
支度をして2時半に家を出る。加工所までは車で3分。家の山のうらすぐの所にある。

さてなんの加工所かというとまんじゅうや餅、味噌、ゆでもちといった商品の加工所。販売店は市内のスーパーや道の駅、トキハインダストリーなど。

久しぶりのご対面、タイムカード

まず到着するとタイムカードを押す。
タイムカード・・・・久々すぎる。昔サラリーマンをしていた頃に毎日押していた・・・。
タイムカードの置き場所を見ると達筆な文字で古風な名前が並ぶ。そう、この加工所で働いている人の大半は70歳以上のお年寄りなのだ。
朝2時半にそろったのは、60歳代くらいの女性2人と70歳代のおばあちゃん、80歳後半のおばあちゃん、そして私。80歳代後半のおばあちゃんに関しては車ではなく、お年寄り専用シニアカーで来ていた。街灯も少ない田舎の道をあのシニアカーでうろうろしているなんて・・・すごいな・・・。逆に出会ったら怖いわ。
しかも2時半にはもう到着しており、予想だと2時15分くらいからそこにいたと思われる。

作業開始!全くわけもわからず言われるままになんでもやる

次にざっと流れを説明される。その間にゆでもちの生地をこねる作業が始まる。
ゆでもちとは、小麦粉の生地の中にあんこを入れて薄く伸ばして茹でたもの。ちなみにゆでもち。どうやら大分県の郷土料理らしいのでこちらに詳しく書いてあったのでリンクを貼っておく。
まずはゆでもちのあんこ入れから。全くやり方がわからないのにいきなりあんこを詰めろと指令が出る。
見よう見まねでやってみるものの、ど素人。少しはしたことあるけど本格的に教えてもらったこともないし商品になるようなものなんか作ったことない。
見かねたおばあちゃんがコツを教えてくれる。ゆでもち1つ分にちぎられた生地を周りだけ少し薄くしてあんこをいれて包む。工程は簡単だがその塩梅は感もずいぶん必要で難しい。
何個か詰めると次は、茹で持ちを茹でたものをラップに包んで出荷できるようにする工程だ。
これは立ちっぱなし、あんこは座って入れられたが。
まず、プロのおばあちゃんがあんこを入れた生地を薄く伸ばしたものを大きな鍋で茹でているので、それが茹で上がったら、ラップをして並べていく。
ラップしたものをさらに個数に分けて袋に入れていきシールを貼って出荷先ごとに分けていく。
ラップに包むのも袋に入れるのも茹でたての熱々だから手があつい。火傷しそうなほど。手は熱いのには結構慣れてるんだけど、それをひたすら3時間となると手も限界になってくる。
横では鍋がグラグラ煮え立っていて熱いし過酷な仕事だ。汗だくでゆでもちを詰める作業をひたすら行う。
単純作業ですごくきつい。途中トイレと言いながら3回くらいちょくちょく休憩した。だって休憩時間とかないしみんなひたすらやり続けるから。
今日は2時半から6時までの3時間仕事をしたが、時間が経つのがかなり遅く1時間経つのがいつもの2時間くらいの感覚に襲われた。
隣の部屋では蒸したまんじゅうを同じようにラップに包んで袋詰め作業が行われていた。まんじゅうパートは3人。ゆでもちパートも3人、あと4人いたのだけど、その人たちは、ひたすらまんじゅうやもち、ゆでもちのあんこ入れをしている。

途中でトラブル!?急にベテランばあちゃんキレる!

ゆでもち担当のおばあちゃん、多分自分でプライドをもって餅を薄くして茹でているのだと思う。
みんなが生地が固いとかいろいろ言い出すとすぐにキレてなんか言い返していた・・・。
すると他の人はだんまり・・・なんだかよくわからいけど、急にプンプン怒り始めたのだがまぁ、みんなの対応を見るといつものことだろうと思った。
そのベテランゆでばあちゃんに終わりの方にずいぶん手際がよくなったと褒められた。
私もゆでばあちゃんに、すごい!感でわかるとか!経験すごいのですね!とかいろいろいって持ち上げておいた。
かなり喜んでいたのでホッとしたが、この人に余計なことすると面倒くさそうなので黙っていうことは聞くこと位する。
さてさてそうこうしているうちに6時になった。
私にいろいろ教えてくれていた人が、遠慮なく帰っていいからね、というので、そう言われた途端に、帰ります!といって帰ってきた。
明日も来るのかと聞かれたが他にもいろいろ掛け持ちをしているし、正直朝2時を毎日は辛い・・・。ので週に1回、火曜日だけ来ますと伝えて帰った。
ただ工程や、仕事自体は料理好きだし、細かい作業も好きだし嫌いではないが、本当に朝早くというのが辛いな。

さてさてこの加工所はさっきも書いたけれどもほとんどがお年寄り。お年寄りで構成されている施設だ。

 

ダムの建設でできた加工所

この加工所はダムのすぐ目の前にある。それが下の写真だ。今日仕事を終えた後に撮影した。

 

こんな感じですぐ稲葉ダム。ちなみにうちはこの写真の右側の山の裏すぐにある。ダムが決壊したらすぐに死ぬな。

 

まぁこんな感じで私の住んでいるこの地区はダムの恩恵をかなり受けていると言っていいだろう。
冒頭の写真は正面からの写真。その裏に上のようにダムが広がる。
この加工所も、加工所の隣にレストランがあるのだがそれも、公園も、道も、水道も、温泉館も。何もかもダムのおかげで綺麗になっているようだ。
そしてダムのおかげで加工所という仕事場もできた。
でもよく考えてみてほしい。この私がいる集落は平均年齢70歳。ほとんどがお年寄りで、若い働き手はいない。
子どもも少ない。小学校は全校生徒13人だそうだ。
この今から消滅していく集落にかなりのお金が注ぎ込まれている。ダムがあって危険だし、その危険の代わりにいろいろ整備してあげますよ、と言っているように私は感じた。人により考え方はいろいろあるからそれでどう感じるかはわからないが。あくまでも私の意見。
ただ、誰もすまないこの地域に綺麗な道路があったりするのがすごく不自然。
田舎の人を否定するわけではないが、ダムに雇用されているようだ。田畑をダムにする代わりに仕事場を提供しますよと言われているような気がする。加工所で働く近所の人たち、温泉館で働く人たち。同じような気がする。
なんだかなぁ。
まぁ、私はこの地区に家を借りているだけで定住するかはわからないし土地も自分のものでなくて全て借り物だから関係ない話だけど過去にどういう条件でダムが出来たんだろうか。その条件でここの住人たちはダム建設に賛成したんだろうな。
たまに考えてしまう。

 

といろいろ考えてもここに住んでいるのだから今を楽しもうと思う。
ここのいいとこ悪いとこ、メリット、デメリットを見つけられたらいいな。

帰りがけ、シニアカーと手押し式のシニアカーが置いてあった。
ゆでべてらんばあちゃんのものだろう。あのくらい夜道をこのカートを押して来たのか・・・・すごすぎる・・・。
ちなみにこの加工所はほぼ女性が働いており1人だけ仕事を退職した男性が働いている。
女性の仕事という感じだ。ただ、この加工所は常に人手不足だ。なぜか、働いている人がほぼおばあちゃんたちだから。明日痛い、体調崩したなどと入院したり休んだりして慢性的な人手不足が続いている。もう何年かしたら存続できるのだろうかと思ってしまう。

加工所は明日も2時から空いている。おばあちゃんたちの声が響き渡っている。

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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