百姓への第2歩か3歩くらいを踏み出す。〜猟師への道シリーズ①〜

 

まず解体と罠のかけかたを習う。

まず私が猟師になろうと思って弟子入りした話から。
今年の1月、猟師になりたいと思い、猟師をしている師匠のところへ弟子入りに行った。
今、高齢化なので若い人が猟師になるという行為は大歓迎で、心配していた”女だから”断られるんじゃないかということは全くなかった。
最初に教えてもらったのが罠の仕掛けかた。罠をかけても良いという免許を持っていないので公式には罠を仕掛けられないのだが、最低限の罠の仕掛け方を教えてもらい、自分の家の敷地内に実際に何箇所か仕掛けて練習した。
それが冬の話。
とにかく練習のため敷地内に仕掛けまくった。
自分の畑の周りに運良く獣道がたくさんあったので仕掛けた。
運良く1頭のオスのイノシシがかかりこれは友達とバーベキューにして食べた!
この話も後ほど書こうと思う。
大分県竹田市などのこちらの地方では獣道のことを”ウジ”と呼ぶ。この冬はひたすらウジを探しあるく日々を送り、師匠に呼ばれれば解体も毎回行った。
おかげで今では内臓出すところはまだ下手だが、骨を抜くところはずいぶんスピーディーにできるようになった。

国家資格アマチュア無線4級取得

国家資格アマチュア無線。
これは4月の14日、15日に2日間の日程で受けに行った。

なぜかというと、山でチームを組んで獣を追う場合、山の中だとスマホの電波が届かない場所などあるためアマチュア無線で連絡を取り合うのだ。
アマチュア無線が国家資格だということを知った。
これは初心者用の4級を受けたので出せる電波はそんな多くないのだが狩猟をするにはこれくらいでいいのだそうだ。
試験、講習会上は大分市。
私の住んでいる竹田市からは車で1時間ほどかかる。
時間とお金がかかっている。なんとしてでも受からなければ・・・。
講習開始、初めて聞く用語ばかり、そして朝から夕方まですし詰め状態。40人近くの受講者はほぼ男性。中学生もいた。やばい・・・全くわからないが本当に大丈夫何だろうか・・・不安がよぎる。
2日目には試験があるそうで、落ちると2日間が無駄になる。試験料と講習料も2万円近く払っており、なんとしてでも取得したい。
が、聞く用語は何が何やら・・・ちんぷんかんぷん。
唯一覚えて帰ったのは八木さんという人が発明したという八木アンテナというもの。
ちんぷんかんぷんなことでも1つくらい覚えて勉強になったのでまだよしとしよう。
ということで2日間で無理やり暗記し、訳も分からない用語ばかりで頭が爆発しそうになったが、師匠達には聞いておけば受かる。と言われていたのでとりあえず真剣に聞き、暗記し、無事合格。

この試験・・・受講料と時間がかかっているのでなんとしてでも受かりたかった・・・受かってよかった。
どうやら災害時には無線の領域は解放されるそうで、アマチュア4級の人でも領域を越えての交信可能なのでもし、携帯電話やスマホが繋がらず情報収集できなくても安心!私がいれば安心だよ!!!ということをみんなにアピールしているが、まだ使ったことない・・・。でも持ってて損はないだろう。

猟師の昔と今。

今、猟師は減っている。
どんどん高齢になっており、体も動かず山に銃を持って入るのが億劫になりどんどん銃を手放してやめていっているのが現実だ。
猟師の方と話す機会が多いのだが、みなさん、足腰が弱りもう山からイノシシや鹿を引きづり出すのも辛いとぼやいている。
銃を持つのも面倒になり、罠だけにしたという話も聞く。
早くやめたい、でも自分がやめたら猟師が減ってしまう。後継者不足なのだ。
若い人が全くやらない。男女関係なく新たにやる人はどんどん減っている。
そもそも山のある田舎に若い人がいないし、少ない。いたとしてもその何割が猟師に興味を持ち実際にやろうと思うだろうか。
田舎にいても他の職業につき、百姓や農業、林業といった第一次産業に従事する若者も少ない。
ましてや、山に入り、獣と闘いそれを食すという猟師をする人はどれくらいいるだろうか。

師匠が若い時には子どもの頃から銃や罠が身近にあり、農業、猟師など自分の生活の一部だったようだ。
しかしその次の世代になると、両親はサラリーマン、祖父母とは離れて暮らし田舎にいても田舎の中の繁華街二いるため山の暮らしなど遠いものとなる。そうなると第一次産業は生活から離れていく。
それが繰り返されて今の田舎になっているんだと思う。
ただ、若い世代のせいではないと思う。
自分たちが山と暮らし、第一次産業で苦労したから、その子どもたちにはそんな苦労をさせたくない、早く都会に行って、給料をたくさんもらって欲しい。
自分たちがやってきた、地を這いまわり汗まみれ、泥まみれになる仕事はさせたくない。
綺麗な格好をして颯爽と仕事をして欲しいと都会に送り込んだのだと思う。実際、私の母親でさえも私が農業するのを嫌がった。

「農業をするために子育てしたんじゃない。事務員さんになって綺麗な格好をして仕事をして欲しかった」

農業を始めた時に母親にこう言われた。母親も農業をしており苦労をしたようで私がなぜ農業をするのか最初は理解できない様子だった。
みんながそうではないとは思うが大半はこの考えだと思う。
だから田舎に人はいないし、若い人も減って限界集落や消滅集落が増えたのだと思う。

自分たちの生き方を否定して否定して・・・・。

私はそうはなりたくない。
ただ今やっていることを子どもに押し付けようなどとも思っていない。
子どもは子どもだ。自分の考えでやりたいことをやって欲しいと思う。

ずいぶん話がそれてしまったが・・・・。

私はやる人が圧倒的に少ないところに手を出すことはチャンスだと思う。
農業、猟師・・・。
やる人が少ないからこそレアだし、そこから話題にもなるし。
まぁ、そのためだけにやっている訳ではないけれど。
やりたいからやっているだけ。

これを細々とでも続けてどんな結果が出るのか、出ないのかも知れないけど、この先がとても楽しみだ。

次は銃砲所持許可!とりにいきます!

 

作成者: Haru

シングル百姓。 農業を初めて6年目、猟師見習い中。大分県竹田市の消滅集落で一軒家を借りてDIYリフォームし住んでいる。2人の娘、ネコ2匹と暮らしている。

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